ネーミングライツ

 先般、財政破綻寸前の大阪府泉佐野市が新たな歳入確保策として自治体名の命名権売却を決めたニュースが流れたが、とうとうここまで来たかという感じがしました。命名権、プロ野球の球場でお馴染みのいわゆるネーミングライツ(Naming rights)についてちょっと調べてみました。

 私は、プロ野球の球場以外にネーミングライツによって収入を得ているものをあまり知りませんでした。ネーミングライツは恐らくそうだろうと思っていたとおり、アメリカから始まったもので、「1990年代後半以降、スポーツ、文化施設等の名称に企業名を付けることがビジネスとして確立した」とありましたから、まあ比較的新しい考えで始まったもののようです。

 しかしながら、単に命名権と言うなら、子供の名前をつける親の権利もそうだし、科学の世界においては、新発見の元素や天体に対して発見者が、生物の学名は記載者が、それぞれ命名権を持つ慣習があるのは既知の事だし、別に施設命名権だけの話でもないのですね。ただ、日本の場合多くは施設に対する命名権に関してネーミングライツと呼ばれているのも事実です。

 アメリカでは、例えばイチローが活躍するシアトル・マリナーズの本拠地の球場「セーフコ・フィールド」もこのネーミングライツであるとこの度初めて知った次第です。ただアメリカの場合は、20年~30年のネーミングライツ契約年数があり、長くその名前で呼ばれることが多いので、親しまれているようですが、日本では、それが1・2年から5年くらいの契約年数で、野球場の名前もコロコロ変わるものですからとまどいも多いです。

 例えばオリックス・ブルーウェイブ(現オリックス・バファローズ)が最初に本拠地としていたグリーンスタジアム神戸(正式名;神戸総合運動公園野球場)なんか、Yahoo!BBスタジアムに始まり、スカイマークスタジアム、ほっともっとフィールド神戸と短い間に名称が変わっています。これでは、ファンも球場名に愛着を抱く間がないですね。

 今回調べて見て、ありとあらゆる物と言っていいほどネーミングライツされていることに驚きました。九州にある平成筑豊鉄道なんか、ほとんどの駅に企業名が冠されています。また、中には公衆トイレや歩道橋にネーミングライツ、なんていうのもありました。そんなものに企業がお金を出して、果たしてどれだけ効果があるのか、回収できるのか疑問にも思えます。

 先の泉佐野市の話ですが、ネーミングライツと言えば、何億という契約となるわけで、果たして手を挙げる企業があるかどうかですね。当然のこと市民などからも反対の声も上がっているようだし。

 私も少ない小遣いで、しんどい毎日ですから、私自身もネーミングライツで名前を売りましょうか? 岡田将生くんとか佐藤健くんとか、どうです? え、若すぎるって? じゃあ木村拓哉くんならどう? それでも若い? ならば中村雅俊さんなら? お安くしておきますけど、どうでしょう?

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