六つの頭を持つ大蛇の妖怪

 以前に言ったことがあるが(またこの書き出しかいな? 3日連続やで!)、私は妖怪らしきものがいるかも知れないと思っている。こちらの記事。ある妖怪の絵を昨年暮れからちょこちょこと描いていて、今日やっと仕上がったので紹介する。

 昔から私が住む関西地方を拠点に潜んでいると伝わる妖怪だ。こいつは人を喰らったり直接的な危害は及ぼさないようだが、こいつに取り憑かれたらもう最後だ。取り憑いた人をあるスポーツチームの熱烈なファンにしてしまうと云われている。そのチームが散々負け続け、「もうファンなんてやめてやる!!」とヤケ酒を飲んでふてくされようが、次の日には前日までのことを忘れたかのようになってしまうらしい。

 また、取り憑かれている人は、毎年春から夏頃までは元気だが、秋が近付くにつれて元気がなくなって行くとのことだ。この半世紀の間でも、取り憑かれた人が秋まで元気だった年は3度しかなく、最高の喜びが満ち溢れたのは1度だけ(その年にあった何とか三連発なんていう思い出を未だに口にすることがあるらしい)というのだから、何とも恐ろしい妖怪なのだ。

 毎年春が近付く頃に活動し始めると伝わっているから、もうそろそろ注意しておいた方がいいだろう。ただ昨年は初夏の6月から動き出したとの情報がある。今年はどうなのか、今のところは分からない。新型コロナの影響が妖怪の世界でもあるらしいのだが、まさかそんなことがあるのかと私は疑っている。

 下の絵のとおり、その妖怪は頭が6つある大蛇の姿をしているところから「六頭大蛇」と書いて、「ろっとうおろち」と呼ばれている。

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(クリックで大きく表示されます)

 こいつに取り憑かれた人は、時に狂ったように大声を上げて、♪ろっとうおろちにさっそうと~♪ と歌い出すことがあるという。

 新型コロナウイルスも怖いが、こんな妖怪に取り憑かれるのもげに恐ろしきことだ。


(注)この妖怪に取り憑かれた人が熱烈ファンになってしまうスポーツチームについては、特定するものではございません。
――って、どう見ても特定しているようにしか見えへんがな!


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