日記――小ネタ集(その15)

 先日、うちのかみさんは天然なところがある、というようなことを言ってしまったが、私のほうがそれ以上かも。そんな話を集めてみた。


■俺は何をしようとしているのだ?!

 散歩に行こうとした時の話。家内は留守だったので家のキーをズボンのポケットに入れて部屋を出た。家を出る前にトイレに行った。トイレのドアの前に立って、ポケットの中のキーを取り出して、トイレのドアノブに差そうとしていた。

 家内が帰って来てからその話をすると、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフ・タネンがやるように、「大丈夫ですか?」と、家内に頭をコンコンと小突かれた。


■長年の習慣というものは・・・

 会社へ行っている時は、駅前の駐輪所に自転車を預けていた。駐輪所では自分の自転車を置く場所は決まっていた。3か月毎の月末に定期更新をするのだが、ずっと同じ場所だった。

 しかし、退職してからも外出時に駅に行く時には、その駐輪所を利用することがあったのだが、その時にはもう定期利用ではなく一時預かりということで、利用する度に置き場所は変わることになってしまった。

 ある日、外出先から帰って来て、駐輪所に入ると、自分の自転車が見当たらなかった。焦った。しばらく探してから、「あ!」と気が付いた。通勤していた時の置き場所の辺りを探していたのだ。その日預けていた場所は、一列違う場所だったのだ。

 また先日には、その駐輪所とは違う自転車置き場に置いていたのに、駅を出てからいつもの駐輪所の中に入ってしまったことがあった。

 退職してから、もうそろそろ1年以上経ったのに、約40年もの間身についた習慣は抜けないものだ。


■これも習慣で・・・

 散歩の途中、近所の自動販売機で缶コーヒーをよく買う。ほぼ習慣的になってしまっている。その自動販売機の前を通らない時もあるが、通る時には必ず100円を投入して、お気に入りのコーヒーのボタンを押す。他の自販機ではワンコインで買えないから、ほぼそこでしか買うことはない。

 先日、散歩ではなく自転車でその自販機の前を通りかけたことがあった。お茶を買って行こうと思った。生憎小銭がなかったので、千円札を入れてボタンを押した。

 習慣とは恐ろしいものだ。取り出し口に出てきたのは、いつもの缶コーヒーだった。しまったと、釣り銭返却口に落ちて来た小銭の内、今度は500円玉を入れて、ボタンを押した。「あっ!」と気が付いた時には遅かった。また缶コーヒーのボタンを押していたのだ。

 お茶のボタンは一段上だ。押しやすいところに缶コーヒーのボタンがある。腕が自然とその角度にしか曲がるようなってしまっているようだ。

 もうお茶は諦めて、バッグにふたつ缶コーヒーを入れて、その場から離れた。


■何の番組を録画しようとしていたのか?

 スマホのカレンダーに予定(多くは通院日なのだが)を入力してある。便利だ。前日か前々日、もしくは1時間くらい前に画面に通知が出るように設定できるので、忘れてしまうことはない。

 そのカレンダーの一昨日の日付のところに「録画すること」と入れてあった。しかし、いつこんな予定を残したのか覚えはない。ただ「終日」と設定して時刻の設定もしていなかった。放送局も何の番組かもメモしていなかった。

 おそらく入力した時には、これで分かるつもりだったのだろう。テレビで番組表をくまなく探してみたが、自分の興味の湧く番組は見当たらなかった。

 自分自身でしたことではあるが、全く覚えがない。年だ。とうとうボケが始まったようだ。


■恥ずかしかった

 今日、郵便である書類をを出す必要があった。必要事項を書いて封筒に入れて、近くの郵便局前のポストに投函した。家に引き返す途中、「あっ!」と声を上げそうになった。印鑑を押すのを忘れていたのに気が付いたのだ。相手に届いてから、また返信してもらおうかと思ったが、相手に迷惑がかかりそうだった。

 引き返してポストの掲示物を見た。取集時間が書いてあった。次の時間は、「16時15分頃」とあった。その時間に郵便車が来るのを待って、引き取らせてもらおうと考えた。

 少し早いかと思ったが、16時前に家を出て、ポストの前で待っていると、まだ16時になっていないのに、郵便車がやって来た。早めに家を出て良かった。危ないところだった。

 ドライバーに事情を言うと、郵便局の中の人に立ち会って貰わないと渡せません、と言われた。郵便局に入って、再度事情を説明して、すぐに該当の封書を返してもらえたのは良かったが、局員の若い女性は、「トンマなおっさんやなあ」というような顔をしていた。

 恥ずかしかった。次に何か用事があっても、他の郵便局に行こう。そう誓った私であった(そんな大層な)。


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