日記――小ネタ集(その13)

 ほぼ毎日夕方5時頃に散歩する。今日も歩いていたら、マンション横の駐車場の車から4、5歳の子供が降りて来て、「おじいさん、さよなら」と声を掛けられた。辺りには私しかいなかった。知らない子供から「おじいさん」と呼ばれたのは初めてだ。そりゃあ、私はおじいさんには違いないがねぇ。なんだかムカッと来てしまった。ま、「バイバイ」と手を振っておいた。

 というような、忘れた頃にアップする“小ネタ集”である。


■高架駅の下のトイレで

 駅の下のトイレに行った時のこと。小用をしていると、後ろの個室トイレの中から鼻歌が聞こえてきた。なんだかおかしなメロディー。聞いたこともないメロディーだった。

 用を済ませて手を洗っていると、件のトイレのドアが開いて人が出てきた。鼻歌の主である。大きな黒人だった。身長190センチくらい。体重は100キロを越えていそうだった。がっちりした大男。ラグビーの選手のような体格。私の横で手を洗い出した。ギョロッとした目と合った。

 何か言われると怖いので、早々にトイレを出た。背後でまた鼻歌の声がした。そのメロディーは出身のお国のものだろうか? ひょっとしたらハカ? いや、違う。どちらかと言えば優しい感じのメロディーだった。身体に似合わず、といったらタックルされて飛ばされてしまうかな?


■オネエ?

 ゆっくりと自転車で走っていた。背後に同じく自転車で近付いてくる気配があった。チラッと後ろをみると男の人だった。私の横を追い抜いて行った。何気なしにその後ろ姿のペダルを漕ぐ足のほうに目が行った。

「……?!」

 なんとスカートをはいていた。え? 見間違い? いや、確かに男だったはず。スピードを速めて再び追い抜いて確かめようかとしたが、まあどちらでもいいやと思い直した。きっとオネエだったのだろう。


■歯医者さんで恥ずかしい思いを

 先週も歯医者さんに行った。治療が終わって待合室の鏡の前で治療した奥歯がどうなっているか、口を大きく開けて覗き込んでいた。まったくのアホ面(づら)だったであろう。恥ずかしかったのはそのことではない。

 ふと鼻を見ると、鼻毛が一本伸び出ていた。あちゃあ、治療中ずっとこんな鼻毛が出ていたのか、と恥ずかしくなった。

 先生も何も言わなかったし、なにより助手の若い女性も気付いていただろうと思うと顔が赤くなりそうだった。「女性の前でも何も気にしなくなるなんて、年寄りってイヤねえ」と、思っていたに違いない。


■黒猫にあおられる

 上の歯医者の帰り、狭い道を通っていた。自転車で、である。私は近くに行く時は徒歩か自転車だ。自動車は乗らない。というより自家用車は持っていない。

 車一台が通れるくらいの狭い裏道。私はよく交通量の多い道を避けて狭い道を行くことが多い。その日も通りから左折してその道に入った。すると、同じように私の後ろから車が左折して来た。振り返るとあの黒猫マークの宅急便のトラック。

 私にどんどん迫って来た。道路のぎりぎりまで家やブロック塀が並んでいる。やり過ごす場所がなかった。次の十字路まで行くしかなかったが、トラックも止まる気配がない。スピードを速めて十字路で道を左に曲がったところで止まり、トラックをやり過ごした。すると、後ろのトラックは、そこで右折したのである。

 トラックは直進するだろうと思っていた私は、「え?」と思った。なぜならその道を右に行けば、すぐに広い通りに出られるのだ。配達のために狭い道に入って来たのでないなら、こんなところを通らなくてもいいものを。誤って入り込んだのかどうか知らぬが、納得できなかった。

 危うくあおり運転されるところだった。私の自転車にはドライブレコーダーは付いていない(自転車にそんなもの付けている人はいないだろうが)。もし録画できていれば、SNSに上げてやったところだ。(`ヘ´) プンプン。





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