『スカーレット』終わる

 ほぼ毎日見ていたNHK連続テレビ小説『スカーレット』が、今日最終回を迎え、完結した。

 以前にも言ったが、会社勤めをしている時は朝ドラなど見る時間もなく、退職したことによって、ほぼ毎朝見ることができたのであって、これまでの朝ドラがどんなものかはほとんど知らない。唯一あまりに話題になっていたから、何年か前の『あまちゃん』をBSで夜に再放送されていたものを時々見ていたぐらいだ。

 大体私は、朝ドラの視聴率が比較的高いのは、内容の善し悪しに関わらず、朝の時計代わりにテレビをつけている家庭が多いからなのだろう、というくらいにしか思っていなかった。しかし、『スカーレット』を見続けていたら、もしかしたらこれまでの朝ドラも良かったのかも、と認識を改める必要があると思えた。

 それにしても『スカーレット』、実に良かった。愛に満ちていた。週に一度くらいは胸が熱くなるようなシーンがあり、朝から泣かせるのかいな、と心を揺さぶられた。横で一緒に見ているかみさんがいたから、涙こそ流さなかった(女の前で男が泣けるもんか!)が、それは必死に堪えていたと言ってもいい。

 主人公川原喜美子役の戸田恵梨香さんはもちろんのこと、その父親常治役の北村一輝さんも実に良かった。常治がお風呂に入っていて、外で喜美子が薪を釜に入れているシーン、涙もんやった(ここでも涙は流さへんかったで)。喜美子の幼なじみ役の林遣都さんや大島優子さんも素晴らしかった。特に大島優子さんはAKBの単なるアイドルが芝居できるのだろうかと、失礼ながら思っていたのだが、これほどまでの演技ができる女優さんになったのかと何度も感心させられた。「家庭菜園の照子ですぅ」という台詞が耳に残ってしまった。これまで名前すら知らなかった喜美子の夫(後に離婚)役の松下洸平さんもいい味を出していた。

 喜美子が大阪で過ごした一時期に登場した怖い大久保さん役の三林京子さんや、後まで喜美子に影響を与えることになるちや子さん役の水野美紀さんも印象に残った。絵付け師深野先生役のイッセー尾形さんの「ええよ」は、私も口癖になってしまったくらいだ。

 半年間の長いドラマだから登場人物も多くなるのは当然だが、ひとりひとりが心にのこる芝居をされていた。さすがNHKである。芝居の下手な役者さんは使っていない。

 喜美子の息子武志役の伊藤健太郎くんもこれまたお見事な演技。病に冒され余命わずかという、誠に切ない役どころを見事に演じていた。最後はなんとか助かって欲しいと願っていたが・・・。伊藤健太郎くんは、これまでの他のドラマからみると一気に役者として成長したのではなかろうか。今後の活躍も楽しみだ。

 ボーッと毎日を過ごしている私だが、『スカーレット』に愛すべきは何気ない日常だと再認識させられたようだ。武志が昨日の放送で残した言葉、「いつもと変わらない1日は特別な1日」この言葉を胸に刻んで、私も毎日を生きて行こう。

 以上素人目線で偉そうに語ってしまったが、スカーレット』は本当に心に沁みたドラマだった。


 で、来週からまた新しい朝ドラが始まる。『エール』だ。作曲家の古関裕而夫妻がモデル

 おお! 古関裕而と言えば、我が阪神タイガースの球団歌を作曲した人ではないか! これは是非とも毎朝見なければなるまい。 ん? 読売Gの歌も作った? そんなことは知らん!

 古関裕而は多くの応援歌を作った方だ。馬鹿野郎のウイルスで消沈しているこのところの日本にエールを送ってくれるようなドラマになるだろうと期待している。


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この記事へのコメント

ぴよ改めましてはろです
2020年04月01日 13:44
ゲコゲコさん、こにゃにゃちは。
ぴよ改めまして はろになりました。今後ともよろしくお願いいたします。(遊びに来てはスーッと帰っていくユウレイ読者ですが、ご挨拶をば)

朝ドラマ、私も涙もろいタイプで「エール!」も第3回目にして既に泣いてしまいました。今後どんだけ泣いてしまうのか、と思います。

こせきゆうじ。
テレビ番組か何かで聞いたのかもしれませんが、不思議と子ども心に残っていた言葉なのです。作曲家さんの名前だったことは大人になってから知りました。球団歌も作っていたとは!
ゲコゲコ
2020年04月02日 18:42
>ぴよ改めましてはろ さん
私もユウレイ読者で失礼していますから。(^。-)-☆
泣いたらアカンで。泣いたら子供さんに笑われますよ。
「エール」、これから楽しみですね。