どろ沼が近付いて来た

 ある探検隊がジャングルを進んでいると、少し開けた場所に近付いて来た。

「隊長。あそこに見えるのは有名な「ドロ沼」じゃないですか?」

「うむ、そうかも知れん。ワシらはここで待ってるから、お前ちょっと様子を見てこい」

「いやですよ。怖いですよ。誰か他の者に行ってもらってくださいよ」

「何を言ってるんだ! お前のそういうビクビクするところがダメなんだ。今年の我が猛虎探検隊は、そういう臆病なところを、『ぶち破れ! 俺がやる!』精神でやってきたんだ。早く行ってこい」

「でもあそこにはまり込んだら、その先にあるのは借金地獄とか。そして、さらにその先には暗黒時代にタイムワープしてしまうと聞いてますよ」

「うん、少し前にも燕探検隊がはまり込んでしまい、抜け出すのに随分かかったとか。そして、我が探検隊もその昔、『暗黒時代』まで落ちて行ってしまったことがあると、古い先輩から聞いたことがある。しかし、現在はもうあのような時の柔な隊員たちでもない。お前も含めて、若い者が育ちつつある。たまにみなの足を引っ張るようなヤツも未だにいるがな。でもそれも成長段階だとワシは見とる。なあ大山隊員。お前がここっというところで頑張るんだ!。お前もかつて『春の大山』と呼ばれたことがあるのだろ? 今はもう夏だ。行って来い、大山!」

「でもぅ……」と何やらブツブツ言いながら、先の様子を見に行く大山隊員であった。果たしてホントに大丈夫だろうか?

(この話はフィクションであり、現存する団体、個人とは全く関係ございません。……かな?)

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