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zoom RSS 最近読んだ本(92)――東野圭吾『雪煙(せつえん)チェイス』

<<   作成日時 : 2018/09/09 18:19   >>

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 また東野圭吾氏の本。最近氏の小説は、ちょっと残念なものが多くなって来ていますが、それでも氏の本を選んでしまう。今度こそは面白い話であって欲しいと期待してしまうのですね。

今作『雪煙チェイス』は、7年前に読んだ『白銀ジャック』、それと4年前に読んだ『疾風ロンド』に続く、雪山シリーズと言うか、スノボーシリーズと言うか、そんなスキー場を舞台にした物語の3作目です。もっとも氏自身も出版社もそんなシリーズ名などうたってはいません。ただ登場人物なども同じ人が出て来ますし、やはりシリーズなのでしょう。

 最初の『白銀ジャック』は、結構良かったです。渡辺謙さん主演でドラマ化されていました。それに比べ、次の『疾風ロンド』は私的には最低でした。阿部寛さん主演で映画にもなっていますが、私はそちらは見ていません。原作が原作でしたから、面白くないだろうと判断した次第です。

 『雪煙チェイス』の話は、脇坂という大学生が老人殺害の容疑をかけられることになってしまうところから始まります。彼は無実です。殺害時刻に彼はひとりで殺害現場から遠く離れたとあるスキー場でスノボーを楽しんでいたのです。しかし、それを証明する人がいません。そのアリバイを証明してくれそうなのは、そのゲレンデで偶然出会った女性スノボーダーだけです。名前もどこで何をしている人なのかも知りません。脇坂は女性との少ない言葉のやり取りの中から手がかりになりそうなことを思い出し、友人とふたりで女性を探しにまた別のスキー場へと向かいます。

 そんな彼らを、「本庁より先に脇坂を捕まえろ」と命令された所轄の刑事が追いかけます。アリバイを証明してくれる女性を探し回る脇坂。その脇坂を探し回る刑事。その追っかけっこがまずまず面白いのですが、ちょっと間延びする感じがありました。

 ひとひねり、ふたひねりした展開でどんでん返しも用意されていて面白かったですし、個性ある登場人物も親しみを持てました。ただ、東野氏のことですから、最後にはもっと強烈などんでん返しがあるはずだと読み進めていましたが、その点は期待したほどではありませんでした。ま、私個人の感想ですから、人によっては違った感想もあるでしょう。もう一点残念なところがあったのですが、これはネタバレになるので申しません。

 今作は前の『疾風ロンド』よりは、良くできた作品ではありましたが……。東野圭吾氏は当代きっての流行作家です。多くの小説を出されています。数多く映画やドラマになっています。しかしながら、最近は粗製乱造とは言わないまでも、イマイチだなあというような作品がちらほらと出てきます。初期の頃の小説には、充実した読後感があり、読んでいてもワクワクするような面白いものが多かったのですがねえ。最近はそういうものが少なくなったと感じています。こちらの口が肥えてきたせいでもあるかもですが、ファンとしては些か残念です。



雪煙チェイス (実業之日本社文庫)
実業之日本社
2016-11-29
東野圭吾

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