最近読んだ本(54)――有川浩『別冊図書館戦争Ⅰ・Ⅱ』

 なんだかんだ言っていても、また有川浩。『別冊図書館戦争』の“Ⅰ”と“Ⅱ”を続けて読みました。以前読んだ『図書館戦争』4部作の番外編。文字通り別冊です。

 今回の2冊。先の本編シリーズを買った時に、同時に購入してあったのですが、他の本に手を出していたこともあり、昨日ようやく読み終えました。

 “Ⅰ”は5つのエピソードから構成されていますが、篤と郁の甘い関係が中心です。作者自身のあとがきに、「苦手な人は逃げてー! …(中略)… べた甘は仕様です。駄目な方は本当に回避してください」と仰有ってますが、ホントに甘甘でした。

 ホント回避すれば良かったとまでは言いませんが、何だか若い者(もん)が羨ましくて、羨ましくて……。そんな時代にもう戻ることのないおじさんにとっては、どうぞご勝手に幸せになって下さいと言いたくなるような恨めしい内容でした。

 “Ⅱ”のほうは、本編シリーズに登場した脇役達が中心になった話から構成されています。本編の主人公の郁が脇役に回った感ありでした。それぞれの登場人物の過去の話などが語られることにより、図書館を舞台にしたこのシリーズ全体に厚みが増したように感じられました。

 後半は、郁と同期の柴崎麻子がストーカーにまとわりつかれる話が展開されて行きます。こちらのほうは、この先どうなるのかと早く先を読みたくなりましたし、最後にちょっとした意外な展開が用意されていたりして、ストーリーとしても楽しませて頂きました。

 若い人を羨んでいるおじさんは放っておいて、やはり有川氏は読者を楽しませ、そしてほんのりとした幸せな気分にさせてくれる素晴らしい作家さんです。有川氏の本を読んだ人は、きっと心が暖かくなると思います。特に若い人には是非読んで欲しい作家さんです。


別冊図書館戦争 1―図書館戦争シリーズ(5) (角川文庫 あ)
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有川 浩

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別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)
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2011-08-25
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