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zoom RSS 最近読んだ本(87)――東野圭吾『祈りの幕が下りる時』

<<   作成日時 : 2018/01/08 23:13   >>

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 東野圭吾のシリーズものとしては、探偵ガリレオこと湯川学が登場するものと刑事加賀恭一郎が登場するものがありますが、今作は後者の方です。

 それにしても毎度言ってますが、東野作品を読むのはこれで何冊目だろう? 東野氏には随分お金を払っているような……。

 加賀恭一郎シリーズの作品は、単なる謎解きだけで終わらず、人間ドラマが描かれています。そして人情が掛け合わされて来て、読んでいてしみじみとしたものが心に満ちて来ます。今作もまた然りでした。

 明治座という劇場に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見されます。捜査を担当したのは加賀の従弟でもある松宮刑事。松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、加賀恭一郎の元へ相談に行きます。焼死体となった被害者の遺品には日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていたのですが、そのことを聞いた加賀恭一郎は動揺するのでした。それは孤独死した彼の母に繋がっていたからなのです。今回の事件は加賀自身にも関わってくる事だったのです。

 加賀の独自の捜査と推理が始まるのですが、ちょっと残念だったのはこれまでの加賀の推理ほどには鋭さがなく、ちょっと短絡的ではないかという部分もあるように感じてしまいました。

 それでも読み物としては十分すぎる内容で、松本清張のある作品を彷彿させるようなところもあり、胸を熱くさせられもしました。加賀シリーズの『麒麟の翼』(こちらの本は読んでいません。映画で見ました)では、父親がテーマになっていましたが、今作も親子がテーマです。特に母親と子供でした。どちらにしましても、間に何があったとしても親と子は切っても切り離されない存在なのですね。当たり前ですが……。

 加賀恭一郎と言えば、テレビドラマや映画で阿部寛さんが演じておられました。本を読んでいても、もう阿部寛さんのイメージが付きすぎてしまっています。どんな本でも読んでいるうちに自分なりのイメージを描いているのですが、もう加賀恭一郎=阿部寛のイメージを振り払うことはできなくなっています。今作も映画化されて今月の27日からのロードショーとなっています。主役はやはり阿部寛さん。ただ、その映画の公式サイトを見てみると、「シリーズついに完結!」の文字がありました。

 ええっ! もう加賀恭一郎シリーズは見られないの? いや読めないの?

 ちょっとそれは、残念ですよ。きっとこれは最後だと言って客を呼ぼうとする映画会社の魂胆にすぎないのでしょうね。そう思っておきます。まだまだ加賀刑事には活躍して欲しいですからね。頼みますよ、東野さん。


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
私ゲコゲコさんのブログがきっかけで、東野さんの作品を読み始めました。

私はガリレオシリーズがとても面白くて好きですが、やっぱり湯川さんは福山雅治さんのイメージが付きまといます。(合っていると思うので好きですけどね)
加賀恭一郎シリーズも読んでみたいです。でも、阿部さんはキャラが濃いぃので、映像を見る前に小説を読もうかな^^
ぴよ
URL
2018/01/09 00:30
>ぴよ さん
私のブログがきっかけとは、恐縮です。
そうですね。福山雅治のイメージもぴったりです。
実に面白いですね。
阿部寛もしっくり来ています。役に成り切るほど、演技が上手なのでしょうね。
私は、一旦映像化されたものを見てしまったら、もう原作を読む気は起きません。
やはり原作は映像を見る前に読みたいですね。
ゲコゲコ
2018/01/09 18:47

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