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もう何冊目でしょう? 東野圭吾氏の本。そろそろ飽きてもよさそうなものですが、なかなか飽きません。それに何冊読んでも、次から次へと本屋さんに並びますからねえ。第一、ハズレがありません。どの作品を選んでも、東野氏は相当楽しませてくれるのです。 今回本屋さんで手に取った作品は『使命と魂のリミット』。 若い女性が研修医として勤務する大学病院が舞台。その病院が「医療ミスを公表しなければ、病院を爆破する」と脅迫される。犯人の要求に揺れる病院。しかし、犯人の狙いは別の所に。その真意に気付いたひとりの刑事。物語はどんどん展開して行く。 一見サスペンスの手法で物語は進んで行くのだが、そこには父と子、母と娘、男と女、それぞれの情とそれぞれの葛藤が描かれている。これは、丁度昨日で最終回となった、同じ東野氏原作のTVドラマ『新参者』に通じるところがあるように思えた。 この『使命と魂のリミット』は、謎は謎として根底にはあるが、その謎も最後まで隠されているというものではなく、物語後半の早い段階で明かされて行く。そもそも病院への脅迫犯人は前半から明白になっているのである。 氏の作品によくある最後のどんでん返しを期待すれば、やや期待はずれであろう。それでも最後まで私を惹き付けたのは、人間の情を描いているからである。いつものように、まだ読んでいない方のために詳しいことは触れないでおくが、最近めっきり情に弱くなった――TVドラマ『新参者』を見ていても、毎週じーんとなってしまったほどの私など、最後まで一気に読んで、これまたじーんとなってしまったのだから手に負えない。かと言って、お涙頂戴の話でもない。単に私の涙腺が弱っているだけだろう。(^^ゞ 読後感もスッキリと快かった。まさに当代切ってのストーリーテラー東野氏のさすがという作品だった。 ※ポチッとお願いします。 にほんブログ村 オヤジ日記ブログ 人気blogランキングへ ブログひろばへ |
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