なんやかんや、そしてTigers

アクセスカウンタ

zoom RSS 葛の葉神社

<<   作成日時 : 2009/02/15 18:40   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 2

 我が家からさほど遠くはないところにある「葛の葉神社」という神社に行ってみました。

 そんなに大きな神社ではありません。どちらかといえば小さいです。JR阪和線の北信太(きたしのだ)という駅からすぐの所にありますが、通りは狭いですし、うっかりしていたら曲がるべき道を通り越してしまいます。ま、鳥居が道路をまたぐように立っていますから、間違えることもないでしょうがね。

 葛の葉神社はお稲荷さんです。

画像


画像


 お狐様があちらこちらにおられました。

 それもそのはず、「葛の葉」と聞いて、知っている人はよく知っている。知らない人は全く知らない(当たり前!)話がこの神社には伝わっています。

 昔、村上天皇の時代(10世紀)、摂津の国に安倍保名(あべのやすな)という人がすんでいました。ある日、和泉国和泉郡の信太の森(現在の大阪府和泉市)に行ったとき、狩人に追われ傷ついた狐が逃げてきました。保名は、狐をかくまい逃がしてやりました。追ってきた狩人たちは、保名をさんざん責め、深い傷を負わせてしまいました。そして、傷で苦しんでいる保名のもとへ、若い女がたずねて来ました。女の名は、葛の葉といい、かいがいしく保名の傷の手当をしました。

 やがて、保名の傷も治り、いつしかふたりは恋仲になり、童子丸という子供ができました。しあわせな日々が過ぎていきましたが、六年目のある秋の日、葛の葉は庭に咲く美しい菊に心をうばわれ、自分が狐であることをつい忘れ、うっかり正体のしっぽを出していました。その正体を見つけられた葛の葉は、ともに暮らすのもこれまでと、口にくわえた筆で障子に、

    恋しくばたずね来てみよ和泉なる
    信太の森のうらみ葛の葉

の一首を残して信太の森へと去って行ったのです。

画像


 保名と童子丸は、母を求めて信太の森を探し歩きました。森の奥深くまできたとき、保名がふと振り向くと、一匹の狐が涙を流してじっとふたりを見つめていました。それにはっと気が付いた保名の、「その姿では子どもが怖がる、もとの葛の葉になっておくれ」というの声に、狐は傍らの池に自分の姿を映したかと思うとたちまち葛の葉の姿となりました。

 「わたしは、この森に住む狐です。危ない命を助けられた優しさにひかれ、お仕えさせていただきましたが、ひとたび狐にもどった以上、もはや、人間の世界にはもどれません」と、とりすがる童子丸を諭しながら、ふたたび狐の姿となつて森の奥へと消えていきました。

 この童子丸こそが、成人し陰陽道の始祖・天文博士に任じられた安倍晴明(あべのせいめい)だと語られています。

 この話、2・3のサイトから引用させていただきましたが、涙なくしては語れない悲しい話ですなあ。(T.T) 浄瑠璃でも語られているそうですが、私は昔藤山寛美さんの芝居で見た記憶があります。もう何年前でしょう。40年前くらいかな?

 境内には葛の葉が姿を写したと言われる「姿見の井戸」がありました。恐る恐る井戸を覗いているイメージでパチリ。……って、何? 井戸には、蓋がしてあるじゃん。

画像


 上の話では、姿を映したのは池ということになっていますよね。詳しくは知りませんが、この神社の東の方へしばらく行ったところには、狐が葛の葉に化けるときに映したという謂われの鏡池なるものがあります。今度そちらへも一度行ってみましょうかねえ。

 神社の奥のほうには、大きな楠があります。
画像


 この写真ではよく判りませんが、落雷で枝が折れたことがあったそうです。そして、その下に白蛇が二体息絶えており、それを見つけた方の夢枕に龍神が現れたので「二体社」という社(今回は写真はなし)を建立して丁重におまつりしたということです。その落雷があったのは昭和53年といいますから、そんなに昔じゃないですよね。私は近くに住んでいながら、そんな話、今日まで全く知りませんでした。

 古い神社ですから、いろいろと話があるようで、なかなか面白いです。しかし、私、神社に行って写真をよく撮っていますが、これってどうなのでしょう? 神社は写真を撮るためにあるのじゃないですよね。神聖なところですよね。しまいにバチが当たるかも知れません。ちゃんとお参りしなくちゃねえ。

 高校受験を控えた中学生でしょう。合格祈願に訪れていました。いやあ、感心感心。誰かさんとは大違い。
画像


 神社に通じる道にあった鳥居です。
画像


 最初に言いましたが、狭い通りですから家のベランダぎりぎりです。鳥居に洗濯物でも干してあったら、写真としては面白かったのですが……。あ、やっぱりバチ当たりや!!


 で、これは余談ですが、信太(しのだ)と聞いて思い出すことが私の年代にはあります。それは、『てなもんや三度笠』というかつて大ヒットしたテレビ番組のオープニングで、あんかけの時次郎というふざけた名前の主人公を演じる藤田まことさんの口上に、「泉州は信太の生まれ、あんかけの時次郎!」というのがありました。いやあ、この辺り知っている人はよく知っている、知らない人は全く知らない(またか……)所なのでございます。



※ポチッとお願いします。
にほんブログ村 写真ブログへ
人気blogランキングへ
ブログひろばへ
☆ ぜひ一票を! ☆
にほんブログ村 野球ブログ 阪神タイガースへ にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この記事を拝見して、とても感動したのですが、ゆっくりコメントしている時間がなくて、今日になってしまいました。

人間と人間以外のものが結婚するお話は、俗にいう羽衣伝説等で有名ですが、この葛の葉は特に悲しい伝説ですよね。

この句は、あまりにも有名ですが、こういう神社があって、その物語をなぞれるものがあるなんて素敵。
また、良い写真を見せて頂きました。ありがとうございます。
ドルチェ
2009/02/22 15:45
>ドルチェ さん
ドルチェさんにそう言っていただけると嬉しいです。
写真など始めてなかったら、こういう伝承に触れるということもなかったと思いますね。
写真は良いかどうかは別ですが・・・。
ゲコゲコ
2009/02/22 17:47

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文

ゲコゲコおやじの
メインサイト
にもどうぞお立ち寄りを!


TweetsWind
葛の葉神社 なんやかんや、そしてTigers/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる